超高分子量ポリエチレンが拓く新しい世界 ~作新工業株式会社~


フェノール樹脂

フェノール樹脂 フェノール樹脂は代表的な熱硬化性樹脂で、種々な充填材との組み合わせによって、優れた特性の硬化物を得られることから、広範な用途に使用されてきました。

フェノール樹脂はノボラック型樹脂とレゾール型樹脂と呼ばれる二つのタイプの樹脂に大別され、その合成条件と化学的性質が異なります。

これは成形する際の触媒が酸性か塩基性かによって分けられます。
酸性触媒のノボラック型樹脂はそれ自体では硬化しない可溶性・可融性の樹脂で架橋剤と共に加熱すると硬化します。
一方、塩基性触媒のレゾール型樹脂は加熱または酸触媒にて硬化し、不溶・不融性になります。

当社フェノールローラー・パイプには、レゾール樹脂を採用しております。

◆特長

  • (1)フェノール樹脂の分子量は一般に300~1000程度と低いため各種充填剤との親和性に富み、無機・有機問わず、様々な充填剤との複合が可能な上、極めて高い充填度が可能です。この結果、用途によって石材、ガラス、陶器あるいは金属に変わる物性を得ることが出来ます。
  • (2)硬化することによって樹脂が3次元網目構造を形成する為、熱変形を起こしにくくなります。したがって、熱時における強度、弾性率が高くなり、クリープ特性・応力緩和などの優れた硬化物となります。これらが高い充填度の各充填剤と相乗効果をもたらします。
  • (3)3次元網目構造によって、高温下の強度、機械強度、電気絶縁性などの低下が少なく、高温化でも長期間物性の劣化を抑えることが出来ます。
  • (4)難燃性…不燃性ではないが、自己消化性を持つため、家電製品などの電気・電子部品に多用されています。

長所

熱可塑性樹脂と比べて ・耐熱性
・耐燃性
・熱時剛性
・寸法安定性
・低線膨張係数
・耐クリープ性
金属と比べて ・電機絶縁性
・耐腐食性
・低比重

短所

・耐衝撃性
ガラス・セルロース繊維・その他・補強助剤・(無機充填剤)
上記、補強剤を用いることにより改善される


◆用途例

用途 1.自動現像機 2.OA機器 3.印刷機 4.コンベア
用途例 X線
ミニラボ
グラビア
カラー複写機 オフセット
グラビア
耐薬品用
耐触用
フィルム搬送用
特性 耐薬品性
寸法精度
高剛性
搬送性
寸法精度
高剛性
導電性
UL規格
耐摩耗性
寸法精度
高剛性
導電性
表面粗度
高剛性
耐薬品性
耐摩耗性
材料銘柄名 特徴
OR-85 標準グレード。寸法精度良、表面粗度小、高剛性、表面電気抵抗1013Ω
OR-185 フィルムの傷つきを極小に押さえることが出来る。薬液中の長さ寸法変化小(OR-85の1/3)
KN-1 ヨゴレ付着小(テフロン添加)
OR-121 体積抵抗率105Ω・cm
OR-127 体積抵抗率107~8Ω・cm

◆規格サイズ

外径(mm) 内径(mm)
Φ10.0 Φ5.0
Φ12.0 Φ5.0
Φ12.0 Φ8.0
Φ13.1 Φ5.0
Φ14.0 Φ8.0
Φ14.0 Φ10.0
Φ15.0 Φ5.0
Φ15.0 Φ8.0
Φ15.0 Φ10.0
Φ15.0 Φ10.3
Φ16.0 Φ11.0
Φ16.6 Φ11.0
Φ18.0 Φ11.0
Φ18.0 Φ13.0
Φ18.1 Φ11.0
Φ18.1 Φ13.0
Φ20.0 Φ13.0
Φ20.1 Φ10.0
Φ20.1 Φ13.0
Φ20.4 Φ13.0
外径(mm) 内径(mm)
Φ21.0 Φ13.0
Φ21.0 Φ15.0
Φ22.0 Φ16.0
Φ24.1 Φ18.0
Φ25.2 Φ18.0
Φ25.5 Φ18.0
Φ26.1 Φ13.0
Φ28.0 Φ22.0

※製品、長さは、320~1500mmまで任意に設定可能です。
※上記以外のサイズにつきましてもお問い合わせ下さい。
※外径×内径の組み合わせは、上記以外でも可能ですが、肉厚が2.5~5.0の範囲となります。

◆フェノール樹脂と他プラスチック・金属との特性比較

  単位 OR-85 PVC POM PBT SUS-303 アルミ
比重 -- 1.9 1.4 1.4 1.3 8.0 2.7
引張り強度 MPa 50 50 70 60 620 170
伸び % 0.2 3 60 300 55 5
圧縮強度 MPa 200 80 120 -- -- --
曲げ強度 MPa 150 80 100 90 -- --
曲げ弾性率 MPa 14000 3000 2800 2500 195000 25500
衝撃強度(lzod) J/m 30 -- 70 60 -- --
ロックウェル硬度 Mスケール 115 -- 94 100 -- --
線膨張係数 10-5/℃ 2.5 12 10 7.5 1.5 2.5
絶縁抵抗(常態) Ω 1013 1014 1015 1016 -- --
絶縁抵抗(煮沸) Ω 1012 -- -- -- -- --
吸水率 % 0.1 0.15 0.25 0.08 -- --

耐薬品性フェノール樹脂は一部アルカリを除き、酸、有機溶剤のほとんどの薬品に対して使用可能です。一方、金属はアルカリ、酸共に問題があり、他プラスチックに比較しても幅広い条件かでの使用が可能です。

◆薬品特性

 


酢酸性 耐アルカリ 耐有機溶剤
10
%

10
%

10
%

10
%

10
%
苛性

|
10
%






|










n
|















T
H
F
フェノール
PBT × × -- -- --
ナイロン -- -- × × × ×
POM -- -- -- -- -- -- × × -- ×
アルミ × × × × × × -- -- × -- -- --

電気特性長期安定した電気抵抗値を持ちます。また、使用用途に応じて導電性及び半導電性などの電気特性を付与することで可能ですので、ご相談ください。

○使用可能 △条件付 ×使用不可